福島蓮(八戸西)

大化けが期待できる“大型右腕”八戸西「福島蓮」にスカウト陣も注目! 来秋ドラフト候補に成長も

 ストレートのアベレージは130キロ台前半でこの日の最速は136キロと平凡だが、数字以上に打者の手元で勢いがある。100キロ台のカーブで緩急をつけられ、120キロ台のフォークもブレーキがあった。フォームや投げるボールの雰囲気は武田翔太(ソフトバンク)の高校時代と重なるところがある。大型でもフィールディングでの身のこなしが良く、第一打席に四球で出塁した後にすかさず盗塁を決め、第二打席では満塁の走者一掃となるタイムリーツーベースを放つなど投げる以外のプレーにも非凡なところを見せた。

 体格的なことを考えると大学を経由してプロを狙うというのが妥当なように見えるが、この冬に体重が増えて春になるとスピードも10キロ以上速くなるということも十分に考えられる。急激なスピードアップは体への負担も大きいため故障にはくれぐれも注意してもらいたいが、そんな期待を抱かせるだけのポテンシャルを秘めた投手であることは間違いないだろう。

この日の成績

7回 被安打6 3失点(自責点3) 5奪三振 1四球

(文・PABB主任研究員・西尾典文)

西尾典文 主任研究員

西尾典文
  • 1979年、愛知県生まれ。大学まで選手としてプレーした後、筑波大学大学院で野球の動作解析について研究し、在学中から技術解析などをテーマに野球専門誌に寄稿を開始。修了後もアマチュア野球を中心に年間約300試合を取材し、全国の現場に足を運んでいる

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