他チームの偵察も驚く速球披露!  東北福祉大「椋木蓮」は来秋ドラフトの目玉になり得る“快速右腕”

 178㎝、75㎏というプロフィールからも分かるように大学生にしてはまだ細身だが、股関節も肩甲骨周りも柔らかさがあり、ステップの幅を広くとって長くボールを持てるのが持ち味。軸足一本できれいに立ってからスムーズに体重移動することができ、バランスの良さも光る。

 少しスリークォーター気味の腕の振りで、イメージは則本昂大(楽天)が近いといえるだろう。持ち味はストレートの速さだけではない。しっかり腕を振って投げられるスライダーも打者の手元で鋭く変化し、左打者の外に狙って決められるコントロールもある。少なくとも短いイニングであれば、大学生全体の中でもトップレベルのボールを投げていることは間違いないだろう。

 山野が抜ける来年はどのように起用されるかは未知数だが、リリーフだとしても高い評価を受けることは間違いない。もちろん2021年ドラフトの注目株となるだろう。

この日の成績

1回 被安打0 0失点 2奪三振 0四死球

(文・PABB主任研究員・西尾典文)

西尾典文 主任研究員

  • 1979年、愛知県生まれ。大学まで選手としてプレーした後、筑波大学大学院で野球の動作解析について研究し、在学中から技術解析などをテーマに野球専門誌に寄稿を開始。修了後もアマチュア野球を中心に年間約300試合を取材し、全国の現場に足を運んでいる

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