小木田敦也(TDK)

“最速152キロ”を計測…TDKの右腕「小木田敦也」が ドラフト上位候補に浮上!

 フォームは少しクロスにステップするものの、無駄なひねりやかつぎはなく、下半身の粘り強さが特長だ。ユニフォームの色が似ているということもあるが、先日配信した記事で紹介したドラフト上位候補の森博人(日本体育大)に少し印象が重なるところがあった。そして、投げているボール自体も森と変わらないレベルである。

 この日スタンドには9球団、12人のスカウトが集結していたが、試合終了まで誰一人として席を立つ人はいなかった。球場の場所やスケジュールの都合ももちろんあるが、それだけ小木田の投球に注目していたということは間違いないだろう。今年、自分が現地で見た社会人投手の中では、社会人ナンバーワン投手と呼ばれる栗林良吏(トヨタ自動車)に次ぐ出来であり、この日の投球がコンスタントにできるようであれば1年目からプロで活躍できる可能性も高い。場合によっては上位指名でのプロ入りも十分に考えられるだろう。

この日の成績

9回 被安打6 2失点(自責点2) 7奪三振 3四球

(文・PABB主任研究員・西尾典文)

西尾典文 主任研究員

西尾典文
  • 1979年、愛知県生まれ。大学まで選手としてプレーした後、筑波大学大学院で野球の動作解析について研究し、在学中から技術解析などをテーマに野球専門誌に寄稿を開始。修了後もアマチュア野球を中心に年間約300試合を取材し、全国の現場に足を運んでいる

Twitter ID: @ajihiraita