宮内春輝(日本製紙石巻)

今秋ドラフトで指名も…日本製紙石巻「宮内春輝」は“本格派サイドスロー” 

 前述したように11球粘られても四球を出しそうな雰囲気はなかった。肘を柔らかく使って鋭く腕が振れるのも特長で球持ちが長く、かつてベイスターズでリリーフとして活躍した木塚敦志とイメージが重なるところがあった。ストレートの最速は143キロと驚くようなスピードではないが、サイドから浮き上がるような球筋で、数字以上に勢いを感じる。腕を振って投げられるスライダーの変化も鋭かった。シュート系、抜く系のボールがもう少し使えるようになるとさらに攻略しづらい投手になるだろう。

 どの球団もリリーフには苦労しており、あまり多くいるタイプなだけにプロからの需要も高い投手であることは間違いない。10月26日のドラフトでも名前を呼ばれる可能性は十分にあるだろう。

この日の成績

1回 被安打0 0失点 2奪三振 0四死球

(文・PABB主任研究員・西尾典文)

西尾典文 主任研究員

西尾典文
  • 1979年、愛知県生まれ。大学まで選手としてプレーした後、筑波大学大学院で野球の動作解析について研究し、在学中から技術解析などをテーマに野球専門誌に寄稿を開始。修了後もアマチュア野球を中心に年間約300試合を取材し、全国の現場に足を運んでいる

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