大関竜登(白鴎大)

甲子園は未出場も…白鴎大「大関竜登」は潜在能力の高さを感じる“大型右腕”

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響によって、プロ野球のペナントレースも3カ月遅れで開幕したが、アマチュア野球もようやく本格的に各カテゴリーで公式戦が行われるようになってきている。プロアマ野球研究所(PABB lab)は、これらの試合から有望選手をピックアップして、その実力を分析していく。今回は好投手の多い関甲新学生野球連盟の中でも屈指のポテンシャルを誇る大型右腕を紹介する。

【2020年10月4日】関甲新学生野球秋季リーグ戦

白鴎大4-1平成国際大

 この日注目したのは白鴎大の先発マウンドに上がった大関竜登(4年・投手・真岡工)だ。高校時代は甲子園、関東大会の出場はないものの、投手としても野手としても高い能力を誇り、2年秋には先日の記事で紹介した鈴木昭汰(法政大)や高校からプロに進んだ高橋昂也(花咲徳栄→広島)、岡崎大輔(花咲徳栄→オリックス)らとともに北関東選抜のメンバーにも選ばれて海外遠征も経験している。

 白鴎大でも早くからマウンドを経験し、一昨年の大学選手権では短いイニングでの登板ながら最速146キロをマーク。昨年から主戦となり、秋にはリーグ2位の防御率を記録する活躍を見せた。

 この日も序盤の3回を三人ずつで抑える順調な立ち上がりを見せると、中盤は少し制球に苦しんで6回に1点を失って降板したが、しっかり試合を作ってチームの勝利に貢献した。

 183㎝、78㎏と大学生にしては、まだ少し細身で体つきも腕の振りの力強さも少し物足りないところはあるものの、軸足一本で立った時の姿勢は良く、全体的なバランスは決して悪くない。下半身を使って投げようという意識が強く感じられ、リリースする直前まで上半身を上手く脱力できているのも長所だ。

 少し気になったのが体を一塁側に倒して肘の高さを上げようとしているところ。先日の記事で取り上げた平内龍太(亜細亜大)もそうだったが、投げ終わった後にどうしても体が一塁方向に流れることが多く、リリースがばらつく原因になっているように見えた。長身を生かしたいという気持ちは分からなくはないが、スムーズに腕が振れることを重視することも重要と言えるだろう。