小郷賢人(東海大)(撮影・西尾典文)

“最速155キロ” 東海大「小郷賢人」にスカウト陣が注目! 故障から復活、光ったフォークの“切れ味”

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響によって、プロ野球のペナントレースも3カ月遅れで開幕したが、アマチュア野球もようやく本格的に各カテゴリーで公式戦が行われるようになってきている。プロアマ野球研究所(PABB lab)は、これらの試合から有望選手をピックアップして、その実力を分析していく。今回は、プロから需要の高いリリーフ候補として注目を集める本格派右腕を紹介したい。

【2020年9月19日】首都大学野球秋季リーグ戦

東海大7-1桜美林大

 この試合で最もプロのスカウトから注目を集めていた選手が、最終回に東海大の3番手で登板した小郷賢人(4年・投手・関西)だ。岡山、関西高時代から150キロをマークする本格派として注目を集め、東海大進学後はリリーフに転向。一昨年には大学日本代表にも選ばれている。

しかし、昨年秋は右肘の故障で登板なしに終わり、その回復具合が心配されていたが、この日の結果は打者三人をパーフェクト、1奪三振という見事な内容だった。

 最速は148キロと、自己最速の155キロには及ばなかったが、ストレートの勢いは申し分ない。高校時代から上半身の強いフォームは変わらないが、この日は以前と比べて上手く上半身の力を抜いて腕を振ることができており、リリースも安定していた。