森博人(日本体育大)

“最速155キロ”日体大「森博人」は今秋ドラフトで上位指名は確実だ! 

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響によって、プロ野球のペナントレースも3カ月遅れで開幕したが、アマチュア野球もようやく本格的に各カテゴリーで公式戦が行われるようになってきている。プロアマ野球研究所(PABB lab)は、これらの試合から有望選手をピックアップして、その実力を分析していく。今回はドラフト上位候補の一人である大学生投手の今シーズン公式戦初登板をレポートする。

【2020年9月19日】首都大学野球秋季リーグ戦
日本体育大4-0武蔵大

 注目選手の多い首都大学リーグだが、今年のドラフト候補の中でナンバーワンと言えるのが日本体育大の森博人(4年・投手・豊川)だ。昨年秋のリーグ戦では最速155キロをマークし、その後に行われた大学日本代表候補合宿でも見事なピッチングを見せている。

https://www.youtube.com/watch?v=alBkzrkijjI

 一昨年は松本航(西武)と東妻勇輔(ロッテ)、昨年も吉田大喜(ヤクルト)と北山比呂(東芝)と好投手が多かったこともあって、リーグ戦通算勝利数は5勝にとどまっているが、その実力は間違いなく大学球界でも屈指である。

 この日も先発マウンドに上がると立ち上がりから145キロを超えるスピードを連発(この日の最速は148キロ)。試合後に本人はあまりストレートが走っていなかったと話していたが、それでもアベレージのスピードが高さは十分だった。
 

 そして、それ以上に光ったのがコントロールと変化球である。立ち上がりに速いボールを打者の内角に投げ込んでその印象を強く与えると、二回り目からは少しストレートを減らして変化球を中心に組み立てて見事に打者を打ちとっていた。

 140キロ近いカットボールと130キロ前半のスライダー、さらに120キロ程度のカーブと投手から見て左に曲がる系のボール3種類を見事に操り、追い込むまでのバリエーションも非常に豊富。強いて言えばシュート系や抜く変化球があまり見られなかったのは気になったところだが、それでもストレートと変化球のコンビネーションは十分に高レベルだった。