阪口樂(岐阜第一)

来秋ドラフトの目玉か? 岐阜第一「阪口樂」は“大型スラッガー” あの大谷翔平を彷彿させる“雰囲気”

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響によって、プロ野球のペナントレースも3カ月遅れで開幕したが、アマチュア野球もようやく本格的に各カテゴリーで公式戦が行われるようになってきている。プロアマ野球研究所(PABB lab)は、これらの試合から有望選手をピックアップして、その実力を分析していく。今回は来年の目玉になる可能性もある高校生の大型スラッガーを紹介する。

【2020年9月20日】高校野球秋季岐阜県大会3位決定戦

中京2-3×岐阜第一(延長10回)

 この日のお目当ては岐阜第一の阪口樂(2年・投手兼一塁手)だ。その名が一躍知れ渡ったのはこの夏に行われた岐阜県の独自大会。準々決勝で帝京大可児と対戦すると、2年生ながら2本のホームランを放つ大活躍で勝利に大きく貢献。特に2本目は今年のドラフトの有力候補である加藤翼(3年・投手)の149キロのストレートをとらえたものであり、映像で見てもその凄さが伝わるバッティングだった。

 この日は4番、ピッチャーで出場。結果から先に書くと6回に先制のツーランを浴びたもののその直後に1点差に迫るタイムリーを放ち、延長10回には先頭打者で四球を選んでサヨナラのホームを踏んだ。また投げても10回を完投。まさに独り舞台と呼ぶにふさわしい活躍で、東海大会出場を決めた。

 187㎝、90㎏という堂々とした体格はとても高校2年生には見えず、打席での迫力は申し分ない。そしてその体格、パワーに頼らずに上手く力を抜いて柔らかくスイングできるというのが最大の長所だ。バッターとしての雰囲気は大げさではなく大谷翔平(エンゼルス)を彷彿とさせるものがある。