伊藤開生(新潟医療福祉大)

今秋ドラフトで指名も!高校時代は全くの無名…新潟医療福祉大「伊藤開生」は将来性がある“大型右腕”

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響によって、プロ野球のペナントレースも3カ月遅れで開幕したが、アマチュア野球もようやく本格的に各カテゴリーで公式戦が行われるようになってきている。プロアマ野球研究所(PABB lab)は、これらの試合から有望選手をピックアップして、その実力を分析していく。今回は高校時代には無名だったものの、将来性の高さが光る大型右腕を紹介する。

【2020年9月10日】関甲新学生野球秋季リーグ戦

新潟医療福祉大1-3常磐大

 この前の試合に登場した上武大の古川裕大(4年・捕手)を視察していた9球団のスカウトの大半がこの試合にもほとんど残っていたが、その熱い視線を集めていたのが新潟医療福祉大の先発、伊藤開生(4年・投手・成城)だ。

 その出身は野球では全く聞くことのない東京都の成城高校。伊藤も高校時代にその評判を聞くことはなかったが、その素材の良さが評価されて大学では1年秋からマウンドを任されている。しかし、2年時に一度ピッチングを見た時はリリースが定まらずに早々に降板。リーグ戦初勝利をマークしたのは昨年の秋のことだった。

 実際にピッチングを見るのは2年ぶりだったが、以前見た時よりも、明らかにフォームも球筋も安定したように見える。特に良くなったのは、上半身の無駄な力みがなくなったことだ。スムーズにテイクバックで右肘が上がり、楽に腕を振って投げてコンスタントに140キロ台をマーク。