金村尚真(富士大)

プロを次々に輩出!富士大に現れた2年生投手「金村尚真」の実力は? 再来年のドラフト候補に浮上も

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響によって、プロ野球のペナントレースも3カ月遅れで開幕したが、アマチュア野球もようやく本格的に各カテゴリーで公式戦が行われるようになってきている。プロアマ野球研究所(PABB lab)は、これらの試合から有望選手をピックアップして、その実力を分析していく。今回は多くの好投手を輩出している北東北大学野球の将来有望な2年生投手を紹介する。

【2020年8月22日】北東北大学野球秋季リーグ戦

富士大6-3青森中央学院大

 2014年春からリーグ戦10連覇を達成し、多くのプロ選手も輩出している富士大だが、今年は3年生以下の多い若いチームとなっている。そんなチームでエース格として期待されているのが金村尚真(2年・投手・岡山学芸館)だ。

 中学時代から軟式野球では評判の投手で、U15にも選出されている。岡山学芸館時代は甲子園出場経験こそないものの、2年秋にはエースとして県大会優勝にも大きく貢献した。富士大でも昨年から早くもマウンドを経験し、秋の開幕戦となったこの試合でも先発を任されている。

 この日は立ち上がりにいきなりヒットを打たれてピンチを招いたものの、走者を背負っても安定したピッチングを披露。8回途中まで投げて被安打6、9奪三振、自責点0としっかりと試合を作り、チームの開幕戦勝利に大きく貢献した。

 フォームはテイクバックで早めに肘をたたむのが特徴的だ。トップを作るタイミングは少し違うものの、社会人野球の大エースとして活躍している佐竹功年(トヨタ自動車)に通じるものがある。

 ステップの幅が少し狭く見えるのは気になる点だが、上半身、特に胸郭の使い方が力強く、指のかかりの良さも目立った。打者から見ているとボールの出所がギリギリまで見えず、最速146キロをマークしたストレートがさらに速く感じるだろう。