佐藤蓮(上武大)

遅れてきたドラフト候補か? “150キロ右腕”上武大「佐藤蓮」の評価が急上昇

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響によって、プロ野球のペナントレースも3カ月遅れで開幕したが、アマチュア野球もようやく本格的に各カテゴリーで公式戦が行われるようになってきている。プロアマ野球研究所(PABB lab)は、これらの試合から有望選手をピックアップして、その実力を分析していく。今回は最終学年で急浮上してきた大学生の剛腕を紹介する。

【2020年9月10日】関甲新学生野球秋季リーグ戦

上武大10-1作新学院大

 この日は上武大の古川裕大(4年・捕手・久留米商)をお目当てに9球団、20人を超えるスカウトがスタンドに詰めかけていたが、もう一人スカウトからの熱い視線を浴びていたのが最終回に4番手で登板した佐藤蓮(4年・投手・飛龍)だ。

 高校時代は下級生の頃から注目されていたものの故障もあって伸び悩み、上武大に進学した後も選手層の厚さに阻まれて昨年秋まで一度もリーグ戦に登板していない。しかし、ここへ来て急成長を遂げ、8月に行われたエキシビショントーナメントでは150キロを超えるスピードをマークしたことで話題となった。

 この日も最初の打者から150キロのストレートで見逃し三振を奪うと、続く打者にもストレートで空振り三振。最後の打者は制球に苦しんでフルカウントとなったものの、最後も149キロのストレートで空振り三振を奪い、三者三振で試合を締めてみせた。この日投じた14球のうち9球がストレートで、そのうち4球が150キロ、5球が149キロをマーク。平均にすると149.4キロとなる。

 いくら1イニングのリリーフとはいえ、これだけのスピードをマークする投手はなかなかいない。プロフィールは188㎝、101㎏となっているが、体重100kgを超えていても重々しい感じは全くなく、筋肉質の体つきに見えた。