田所宗大(いなべ総合)

プロも注目! 三重の公立校、いなべ総合「田所宗大」は“強肩強打”の捕手…セカンド送球は最速1.92秒

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響によって、プロ野球のペナントレースも3カ月遅れで開幕したが、アマチュア野球もようやく本格的に各カテゴリーで公式戦が行われるようになってきている。プロアマ野球研究所(PABB lab)は、これらの試合から有望選手をピックアップして、その実力を分析していく。今回は東海地区を代表する強肩強打の捕手を紹介する。

【2020年8月2日】高校野球三重独自大会

いなべ総合6-2菰野

 いなべ総合でエースの伊東邑航(3年・投手)とともにプロから高い注目を集めているのが捕手の田所宗大(3年)だ。1年秋から正捕手となり、昨年春には150キロ右腕の岡林勇希(中日、プロ入り後は外野手に転向)からもタイムリーを放っている。新チームでは4番も任されており、まさに攻守の中心と言える存在だ。

 その強肩ぶりはシートノックのボール回しから際立っており、三重県高野連の役員も一塁へ投げたボールの勢いに思わず驚きの声を上げていた。イニング間のセカンド送球では最速1.92秒をマーク。いなべ総合のキャッチャーは時折座ったまま投げることがあるが、田所もこの試合で3度そのスローイングを披露。少しデモンストレーション的な要素はあるものの、座ったままの送球も勢い十分で、タイムも1.96秒を記録している。

 菰野ベンチも田所の強肩については熟知しており、この日も一度も盗塁をしかけてくることはなかった。練習から圧巻のスローイングを見せつけたことによって、相手の機動力を封じる抑止力が働いたことは間違いないだろう。