手塚周(SUBARU)

注目の社会人1年目右腕、SUBARU「手塚周」は来秋ドラフト候補になれる好素材

 プロアマ野球研究所(PABB lab)では、全国各地で行われているアマチュア野球の試合を現地で取材して、ドラフト会議で注目される選手や今後の飛躍が期待される選手の実力を分析している。今回は来年のドラフト候補になりそうな社会人球界の新人右腕を紹介する。

【2020年8月27日】社会人野球オープン戦

Honda4-2SUBARU

 SUBARUで注目したのが先発のマウンドに上がったルーキーの手塚周(24歳・投手・福島→立教大)だ。福島県立福島高校時代は県内では評判の右腕だったが、一年浪人して立教大学に進学。大学では早くからリーグ戦で先発を任され、2年春には3勝をマークし、大学選手権でも2試合に先発するなどチームの日本一にも貢献している。

 社会人での登板を見るのはこの日が初めてだったが、大学時代よりもボールに強さが出てきたように見えた。ストレートは立ち上がりから140キロ台前半だったが、徐々にスピードアップして最速は145キロをマーク。走者がいなくてもセットポジションから投げるスタイルで、左足を上げて少し二段モーション気味にためを作るフォームだが、下半身でしっかりリードすることができる。

 また高い位置から腕が振れ、体が横に振れる動きがないため、左右のコントロールの精度も高い。雰囲気は少し平野佳寿(マリナーズ)に重なるところがあり、コーナーいっぱいに決まるストレートに対して、Hondaの打者はなかなかフルスイングすることができていなかった。変化球は130キロ台のカットボールがきれいに横に変化し、バットの芯を上手く外すことができていたが、カーブとチェンジアップの二つは少し精度が低いように見えた。緩いボールで常にカウントをとれるようになると、もっとストレートが生きてくるようになるだろう。