喜多隆介(京都先端科学大)

5球団のスカウトが注目!京都先端科学大「喜多隆介」は強肩自慢のドラフト候補

 プロアマ野球研究所(PABB lab)では、全国各地で行われているアマチュア野球の試合を現地で取材して、ドラフト会議で注目される選手や今後の飛躍が期待される選手の実力を分析している。今回は元スカウトが監督に就任したチームに現れた強肩捕手を紹介する。

【2020年8月26日】京滋大学野球秋季リーグ戦

花園大3-5京都先端科学大

 京都先端科学大学。野球ファンにもあまり聞きなれない大学名だが、昨年春に京都学園大から名称変更された大学であり、旧校名時代には16度のリーグ優勝を果たしている。そして、今年4月からは、日本ハムや近鉄で活躍し、引退後はスカウト、コーチ、独立リーグでの監督を歴任した中島輝士氏が監督として就任した。そんなチームでドラフト候補として注目されているのが捕手の喜多隆介(4年・小松大谷)だ。高校時代は全国的には無名の存在だったが、大学で着実に成長を遂げている。

 この日の試合は5番で先発出場。まず見せたのが自慢の肩だ。イニング間のセカンド送球では最速1.89秒をマーク。これは大学生のドラフト候補の中でも上位に入る数字である。特徴的なのがそのスローイングフォームだ。肘を下げた腕の振りで、投手で言えばサイドスローに近いような形で投げるのである。

 この投げ方には賛否両論ありそうだが、中島監督は本人の良さを伸ばすためにあえて修正はしていないという。実際にそのボール自体の勢いはかなりのものがあり、試合前のシートノックでも送球を受けた内野手から驚きの声が上がっているほどだった。キャッチング、ブロッキングに対する意識も高く、守備に関してはかなり高レベルにあると言えるだろう。