山本晃希(日本製鉄かずさマジック) (撮影・西尾典文)

“最速155キロ右腕”に6球団のスカウトが集結!日本製鉄かずさマジック「山本晃希」は今秋ドラフトの有力候補だ

 プロアマ野球研究所(PABB lab)では、全国各地で行われているアマチュア野球の試合を現地で取材して、ドラフト会議で注目される選手や今後の飛躍が期待される選手の実力を分析している。今回は今年のドラフトで指名が期待される社会人の有力投手を紹介する。

【2020年8月21日】社会人野球オープン戦

日本製鉄鹿島3-3日本製鉄かずさマジック

 この日はスタンドには6球団、10人以上のスカウトが詰めかけていたが、最大のお目当ては日本製鉄かずさマジックの先発、山本晃希(24歳・投手・熊毛南→九州国際大)になるだろう。昨年は社会人1年目ながらチームトップの17試合に登板し、秋に行われた関東選手権では最速155キロもマークしている大型本格派右腕だ。PABBlabでも昨年夏の千葉県大学、社会人交流戦でのピッチングをレポートしているが、この日はさらに成長した投球を見せた。

 良い意味でまとまりが出てきたというのが第一印象だ。ゆっくりと左足を上げ、踏み出す前にわずかにひねる動きがあるのは気になるものの、捕手に対して直線的にステップすることができており、体重移動のスピードも申し分ない。重心の上下動が小さく、腕の振りもコンパクトだがしっかり肘が高く上がるためボールの角度は申し分ない。

 特に右打者へのアウトローへのボールは制球も安定しており、球筋も素晴らしいものがあった。この日の最速は147キロだったものの、コンスタントに140キロ台中盤をマークしており、ストレートの威力は十分だった。