山下輝(法政大)

木更津総合時代は甲子園で活躍 “大型サウスポー”法大「山下輝」 来秋ドラフトの上位候補に浮上も…

 プロアマ野球研究所(PABB lab)では、全国各地で行われているアマチュア野球の試合を現地で取材して、ドラフト会議で注目される選手や今後の飛躍が期待される選手の実力を分析している。今回は来年ドラフトで有力候補になることが予想される大型サウスポーを紹介する。

【2020年8月12日】東京六大学野球春季リーグ戦

早稲田大1-2法政大(延長10回タイブレーク)

 ロースコアの接戦は1対1のまま延長タイブレークの突入し、10回裏に法政が犠牲フライでサヨナラ勝ちをおさめた。高田孝一(4年・投手・平塚学園)が7回途中まで好投して、150キロ台のストレートを中心に早稲田大打線を抑え込んだ。投手でもう一人大きな役割を果たしたのが10回から登板した、サウスポーの山下輝(3年・投手・木更津総合)だ。こちらの左腕にスポットを当てみたい。

木更津総合では2年秋からエースとなり、3年夏には甲子園に出場。本大会では初戦で日本航空石川に逆転負けを喫したものの、190㎝近い長身から投げ下ろす140キロ台中盤のストレートは高い注目を集め、U18の日本代表にも選出されている。

 しかし、法政大進学後はなかなかフォームが固まらず、昨年までの2年間でリーグ戦登板はなく、この春が本格的なデビューとなった。この試合は、延長10回、無死一・二塁から始まるタイブレークの場面からマウンドに上がったが、早稲田大の4番で大学日本代表候補でもある岩本久重(3年・捕手・大阪桐蔭)をサードゴロダブルプレーに打ちとると、後続も抑えて見事に無失点で切り抜け、その裏のサヨナラ勝ちを呼び込んで見せた。