田中颯希(日本航空石川)

甲子園で好投を期待!日本航空石川のエース「田中颯希」は北陸屈指の右腕だ!

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響によって、プロ野球のペナントレースも3カ月遅れでようやく開幕したが、アマチュア野球もまた、6月に入ってオープン戦などが再開されている。プロアマ野球研究所(PABB lab)は、これらの試合から有望選手をピックアップして、その実力を分析していく。今回は甲子園で行われる交流試合での好投が期待される北陸屈指の右腕を紹介する。

【2020年7月19日】高校野球練習試合
高岡第一2-3日本航空石川

 今年の北陸でも指折りの力を誇るチーム同士の練習試合ということで、石川県輪島市にある日本航空石川のグラウンドに足を運んだ。第一試合は期待通りの好ゲームとなったが、この試合で見事な完投勝利をおさめたのが日本航空石川のエース、田中颯希(3年・投手)だ。昨年秋は背番号10ながら公式戦全9試合に登板し、チームの北信越大会準優勝に大きく貢献している。

 この日も初回からいきなり連続三振を奪う上々の立ち上がりを見せると、その後も走者は出しながらもテンポの良いピッチングを披露。6回に味方のエラーから2点を失ったものの、9回を117球、自責点0でまとめて見せた。

 180㎝、82㎏としっかりした体つきで、無駄な動きがないのが特長。最近の投手に多い、少し重心が高いまま沈み込まずに投げるフォームで、スムーズな流れで上から腕を振り下ろすことができている。

 ボールの角度は申し分なく、ストレートの最速も143キロをマーク。右打者にも左打者にもしっかりとアウトローに投げ込み、縦のスライダーとのコンビネーションで内野ゴロを量産した。また、追い込んでからは、鋭く落ちるフォークも低めにしっかりと集めて、7個の三振のうち5個を空振りで奪っている。変化球のレベルも高校生では間違いなく上位と言えるだろう。