北の大地で“好素材”を発見… 北海道栄「印南伊吹」&「駒沢俊星」は“ドラフト候補”への成長を期待できる!

駒沢俊星(北海道栄) (撮影・西尾典文)

 もう一人目立ったのが3番、センターで出場した駒沢俊星(3年・外野手兼投手)だ。均整の取れたたくましい体つきでシートノックの時から動きの良さと強肩が目立ち、サードへの返球は低い軌道でそのままベースまで届き迫力十分。バッティングもリストが強く、それでいながらバットの無駄な動きがなくシンプルに鋭く振り出すことができていた。

 根本の攻めになかなかフルスイングはさせてもらえなかったが、第三打席には追い込まれてから143キロのストレートを何とかライト前に弾き返すと、続く打席でも低めのボールに食らいついてセカンドの後ろに落としてヒットとした。第二打席のサードゴロエラーでの一塁到達タイムは4.21秒と右打者としては十分速いタイムであり、脚力も申し分ない。

 さらに、8回にはマウンドにも上がり、野手っぽいフォームながら最速143キロをマークしている。運動能力の高さを生かした走攻守はいずれも高レベルであり、根本を視察に来たスカウト陣にも強い印象を残したことは間違いないだろう。

この日の成績

■印南伊吹

7回 被安打5 4失点(自責点1) 5奪三振 3四死球

■駒沢俊星

・打撃

4打席4打数2安打

サードゴロ・サードゴロエラー・ライト前ヒット・ライト前ヒット

・投球

1回 被安打2 1失点(自責点1) 0奪三振 0四死球

(文・PABB主任研究員・西尾典文) 

西尾典文 主任研究員

西尾典文
  • 1979年、愛知県生まれ。大学まで選手としてプレーした後、筑波大学大学院で野球の動作解析について研究し、在学中から技術解析などをテーマに野球専門誌に寄稿を開始。修了後もアマチュア野球を中心に年間約300試合を取材し、全国の現場に足を運んでいる

Twitter ID: @ajihiraita