長江理貴(北海道ガス)

明大時代は“不完全燃焼” 北海道ガスの本格派右腕「長江理貴」の秘めた実力 

 フォームで一つ気になったのが左腕と上半身の使い方だ。大学時代はオーソドックスだったが、今はステップする前に少しグラブを一度体の近くに引き寄せるような動きが入る。それ自体は悪いことではないが、そのことで少し腰の回転が加わり、体がわずかに横振りになるのだ。サイドスローに近い体の使い方になりやすい動きのため、注意は必要だろう。

 北海道ガスは2018年に創部の新しいチームでまだ都市対抗、日本選手権への出場はないだけに、長江にかかる期待も大きい。さらに、その潜在力を開花させ、全国の舞台で、この日のようなピッチングを披露することができれば、プロ入りの可能性も膨らんでくるだろう。

この日の成績

3回 被安打0 0失点 5奪三振 1四球

(文・PABB主任研究員・西尾典文)  

西尾典文 主任研究員

西尾典文
  • 1979年、愛知県生まれ。大学まで選手としてプレーした後、筑波大学大学院で野球の動作解析について研究し、在学中から技術解析などをテーマに野球専門誌に寄稿を開始。修了後もアマチュア野球を中心に年間約300試合を取材し、全国の現場に足を運んでいる

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