古谷瞳伍(宮崎日大)

将来性豊かな2年生投手! 宮崎日大「古谷瞳伍」はセンスに溢れていた ソフトバンク「武田翔太」は中高の“先輩”

 この日の最速は133キロで、アベレージでは130キロ前後とスピードはまだまだだが、肘の使い方が柔らかく、球持ちも長いため打者は差し込まれるシーンが多かった。特に右打者のアウトローにしっかり投げ切ることができるのは大きな長所だ。緩急をつけるカーブ、打者の手元で小さく変化するスライダーもしっかりコントロールしており、5回ツーアウトの場面で降板したが、妻打線に1本のヒットも許さなかった。

 体格的なスケールがそれほどないため、高校から直接プロというタイプには見えないが、フォームに悪いところがないだけに、筋力がついてくればまだまだスピードアップが期待できる。そして、スピード以上に身につけるのが難しい、投手としてのセンスを持っていることは何よりの武器である。大学か社会人で順調に成長すれば、数年後は驚くようなボールを投げている可能性は十分にあるだろう。

この日の成績

4回2/3 被安打0 0失点 5奪三振 1四球

(文・PABB主任研究員・西尾典文)

西尾典文 主任研究員

西尾典文
  • 1979年、愛知県生まれ。大学まで選手としてプレーした後、筑波大学大学院で野球の動作解析について研究し、在学中から技術解析などをテーマに野球専門誌に寄稿を開始。修了後もアマチュア野球を中心に年間約300試合を取材し、全国の現場に足を運んでいる

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