竹山日向(享栄)

享栄の2年生投手 、竹山日向&肥田優心は“ドラフト候補”になれる逸材だ!

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響によって、プロ野球のペナントレースも3カ月遅れでようやく開幕したが、アマチュア野球もまた、6月に入ってオープン戦などが再開されている。プロアマ野球研究所(PABB lab)は、これらの試合から有望選手をピックアップして、その実力を分析していく。今回は来年のドラフト候補になりそうな、愛知の高校生右腕を紹介する。

【2020年6月28日】高校野球練習試合

享栄5-4帝京大可児

 この日のお目当ては帝京大可児の152キロ右腕、加藤翼(3年・投手)。加藤についてはBASEBALL KINGに『甲子園未出場の新鋭校にスカウト陣が熱視線…帝京大可児の152キロ右腕・加藤翼』というコラムを提供しているので、ぜひそちらをご覧いただきたいが、対戦相手の享栄の投手陣にも好素材がいたので紹介したい。

 ちなみに、この日の享栄は、3年生は学校に残って別にチームと練習試合を行っており、帝京大可児グラウンドを訪れていたのは1、2年生の下級生だった。そんな中で目に付いたのが先発のマウンドに上がった竹山日向(2年・投手)だ。細身だがすらっとした手足の長い投手らしい体つきで、フォームの流れがスムーズで楽に腕を振ることができており、リリースに上手く力が集中している。

 体が細い下級生投手の場合、下半身の使い方に課題があることが多いが、竹山は逆で下半身の使い方の良さが目立つ。具体的にはステップした左足でしっかりと体重を受け止めることができており、スムーズにしっかりと体重移動できているのだ。そのため、上半身の力を無理に使わなくても速いボールを投げられる。

 この日の最速は144キロをマークし、アベレージでも140キロ前後を記録した。高校2年生のこの時期では十分すぎる数字と言える。またスライダー、フォークも極端に腕の振りが変わることなく、しっかりと低めに集めることができていた。3回に二つのワイルドピッチから1点を失い、7回には味方のエラーから3点を追加されるなど下級生らしい部分もあったが、7回途中まで投げて自責点は1としっかり試合を作って見せた。体が大きくなれば楽に140キロ台後半をマークしそうな雰囲気があり、来年の有力候補になるだろう。