伊藤将司(JR東日本)(撮影・西尾典文)

横浜高校出身の実力派サウスポー JR東日本「伊藤将司」は110キロの大きなカーブが武器 今秋のドラフト戦線に浮上 

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響によって、プロ野球のペナントレースも3カ月遅れでようやく開幕したが、アマチュア野球もまた、6月に入ってオープン戦などが再開されている。プロアマ野球研究所(PABB lab)は、これらの試合から有望選手をピックアップして、その実力を分析していく。今回は今年のドラフト候補に挙がる、社会人の実力派サウスポーを紹介する。

【2020年7月11日】大学野球・社会人野球オープン戦

青山学院大0-2JR東日本

 4人の継投で完封リレーを完成させたJR東日本だが、その中でも最も安定したピッチングを見せたのが最後に登板した伊藤将司(24歳・投手・横浜→国際武道大)だ。横浜高校では下級生の頃からエースとなり、国際武道大でも大学日本代表に選ばれている。社会人1年目の昨年も、チームトップのイニング数を任されるなど、いきなりエース級の活躍を見せた。

 この日は8回からマウンドに上がると、2イニングを打者6人、わずか19球で片付けて試合を締めてみせた。右手を少し高く上げるフォームで、テイクバックで少し左肩は下がるものの、そこまで極端ではなく、良い意味で上手く反動を使うことができている。

 高い位置から縦に腕が振れ、ボールの角度も申し分ない。最近では投げる投手が珍しい110キロ程度の大きいカーブでカウントをとることができ、スライダーとチェンジアップのコントロールも高レベルだ。この日から中4日空けて行われた三菱日立パワーシステムズとのオープン戦でも先発のマウンドに上がり、6回を投げてわずか1安打、無失点と見事なピッチングを見せている。