JFE東日本・広沢優 (撮影・西尾典文)

将来は160キロも狙える! 日大三出身の大型右腕、JFE東日本「広沢優」に大注目

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響によって、プロ野球のペナントレースも3カ月遅れでようやく開幕したが、アマチュア野球もまた、6月に入ってオープン戦などが再開されている。プロアマ野球研究所(PABB lab)は、これらの試合から有望選手をピックアップして、その実力を分析していく。今回は高校卒1年目ながら早くも社会人のオープン戦で結果を残している大型右腕を取り上げる。

【2020年6月9日】社会人野球オープン戦

日本製鉄かずさマジック9-4JFE東日本

 試合は中盤に突き放したかずさマジックが快勝したが、最も驚きのパフォーマンスを見せたのがJFE東日本の高校卒ルーキー広沢優(投手・日大三)だ。高校2年夏に出場した甲子園では140キロ台後半のスピードをマークしていたが、最終学年は故障もあってもうひとつ調子が上がらず、3年春に見たときは140キロ出るか出ないかという状態だった。193㎝の長身ということもあって、まだまだ時間がかかると思って見ていたが、春先からオープン戦で登板を重ねて、結果を残し始めている。

 この日も7回から3番手でマウンドに上がると、先頭打者にツーベースを打たれたものの、後続を断ってピンチを切り抜けると、続く8回は簡単に三人で打ち取り、2回を無失点にまとめてみせたのだ。

 テイクバックが少し大きく腕が背中に入るのは気になるものの、肩の可動域が広く、前で大きく腕を振ることができている。腕の振りの強さは高校3年時とは別人のようで、ストレートはコンスタントに140キロ台後半をマークし、最速は150キロまで達した。