信濃グランセローズ・赤羽由紘(撮影・西尾典文)

広島・菊池涼介と重なるイメージ…独立リーグで躍動するBC信濃「赤羽由紘」

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響によって、プロ野球のペナントレースも3カ月遅れでようやく開幕したが、アマチュア野球もまた、6月に入ってオープン戦などが再開されている。プロアマ野球研究所(PABB lab)は、これらの試合から有望選手をピックアップして、その実力を分析していく。今回は独立リーグに現れた抜群の運動能力が光る若き内野手だ。

【2020年7月3日】ルートインBCリーグ公式戦

信濃グランセローズ3-0群馬ダイヤモンドペガサス

 中盤に突き放した信濃が完封勝利をおさめたが、そんなチームの中で抜群の存在感を示したのが赤羽由紘(20歳・三塁手・日本ウェルネス筑北)だ。高校卒2年目で、両チームで出場した全選手の中でも最年少である。ルーキーイヤーの昨年は打率こそ.245にとどまったが、放った38本のヒットのうち半数以上の21本が長打。6本塁打、26打点をマークするなど、そのパンチ力を見せている。

この日もまず目立ったのがそのフルスイングだ。バッティングのスタイルでイメージが重なるのが同じ長野の高校出身である菊池涼介(広島)だ。少しバットを動かしてタイミングをとるスタイルだが、全身を使ってとにかくよく振れており、バットが長く見えるのが特徴だ。

174㎝と決して上背があるわけではないが、体重は78㎏と体つきはしっかりしており、ヘッドスピードも申し分ない。この日は残念ながらノーヒットに終わったものの、第2打席では強烈なサードゴロを放ち、その打球の速さにも目を見張るものがあった。今シーズンは9試合終了した時点で既に3本のホームランを放っており、打率.300と確実性も向上している。