Honda鈴鹿・長壱成(撮影・西尾典文)

智弁和歌山の元4番…Honda鈴鹿の強肩捕手「長壱成」が“ドラフト戦線”に浮上!

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響によって、プロ野球のペナントレースも3カ月遅れでようやく開幕したが、アマチュア野球もまた、6月に入ってオープン戦などが再開されている。プロアマ野球研究所(PABB lab)は、これらの試合から有望選手をピックアップして、その実力を分析していく。今回は社会人でも屈指の実力を誇るアスリートタイプのキャッチャーを紹介する。

【2020年7月1日】社会人野球オープン戦

Honda鈴鹿1-2日本新薬

 ロースコアの試合となったが、Honda鈴鹿の野手で目立ったのがキャッチャーの長壱成(24歳・智弁和歌山→駒沢大)だ。智弁和歌山時代は1年夏から甲子園でベンチ入りを果たし、3年春には4番として甲子園に出場。駒沢大進学後も早くからレギュラーとなり、東都二部でのプレーが多かったが、一部に昇格した4年時には春、秋トータルで打率3割という結果を残した。

 181㎝、75㎏と捕手としては細身だが、まず光るのがそのスローイングだ。地肩の強さもあるが、それ以上にフットワークの良さが目立ち、足を使って楽に腕を振ることができている。この日も1回裏に1点を先制された後の盗塁を見事な送球で刺し、相手の勢いを止めてみせた。

 また、6月24日の王子とのオープン戦でも二塁への盗塁阻止と一塁への牽制で二つの大きな補殺を記録している。少し体が左右に振れ、セカンド送球の時にボールが三塁方向へ流れることがあるのは課題だが、送球タイムもコンスタントに1.9秒台をマークしており、社会人でも屈指のレベルと言えるだろう。