栃木ゴールデンブレーブス・石田駿(撮影・西尾典文)

独立リーグで逸材を発見…“剛腕サイドスロー”石田駿、大学時代は登板ゼロ!

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響によって、プロ野球のペナントレースも3カ月遅れでようやく開幕したが、アマチュア野球もまた、6月に入ってオープン戦などが再開されている。プロアマ野球研究所(PABB lab)は、これらの試合から有望選手をピックアップして、その実力を分析していく。今回はBCリーグに突如現れた剛腕サイドスローを紹介する。

【2020年6月26日】ルートインBCリーグ

茨城1-4栃木

 記事を提供しているベースボールキングに「高校1年以来の公式戦で150キロ…独立リーグに現れた“謎のサイドスロー右腕”の正体とは?」(https://baseballking.jp/ns/column/235088)というタイトルの記事でも紹介した栃木ゴールデンブレーブスの石田駿(23歳・投手・静清→九州産業大)。驚きの経歴などは記事を参照してもらえればと思うが、この日の投球について詳細情報をお届けしたい。

 7回に3番手でマウンドに上がり、球団のスピードガンでは最速150キロをマーク。ちなみに球場での表示では149キロが最速だったが、目立ったのがそのアベレージの高さだ。この日投じた10球のストレートの球場表示の数字は以下の通りである。

149キロ、148キロ、148キロ、149キロ、147キロ、147キロ、149キロ、148キロ、148キロ、148キロ

 いくらリリーフとはいえ、これだけの数字を続けて投げられるサイドスローはそうはいないだろう。二つの三振を奪いながらも12球で1回を抑えており、コントロールについてもストライクをとるのに苦労するようなレベルでは全くなかった。

 試合後の囲み取材でのやりとりも少し紹介したい。

-初の公式戦登板でしたが緊張とかはなかったですか?

「少し肩に力が入っていたかなというのはありましたけど、ボールにはしっかり力は伝わっていたと思います。ストライクゾーンにしっかり投げられて、ストレートで押すことができたので、(自己採点は)80点くらいですね。自分は変化球が弱いので、ここからはそこを改善していきたいです」

-12球中10球がストレートで変化球は2球でしたが、投げたのはスライダーとチェンジアップですか?