Honda鈴鹿・貞光広登(撮影・西尾典文)

攻守に質の高い社会人内野手! Honda鈴鹿「貞光広登」の確かな実力

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響によって、プロ野球のペナントレースも3カ月遅れでようやく開幕したが、アマチュア野球もまた、6月に入ってオープン戦などが再開されている。プロアマ野球研究所(PABB lab)は、これらの試合から有望選手をピックアップして、その実力を分析していく。今回は、ルーキーながら高い総合力を誇る内野手を紹介する。

【2020年6月24日】社会人野球オープン戦

王子10-2Honda鈴鹿

 Honda鈴鹿で長野勇斗(24歳・左翼手)とともに存在感を示したのがルーキーの貞光広登(23歳・三塁手・天理→国学院大)だ。天理ではショートで3年時に春夏連続で甲子園に出場。国学院大に進学後も2年からレギュラーに定着し、規定打席に到達した6シーズンのうち、3度の打率3割をマークするなど中心選手として活躍を見せた。

 この日は6番、サードで先発出場すると、第一打席では初球を完璧にとらえてライトオーバーのツーベースを放つと、続く第二打席では少しつまりながらも、しっかり押し込んでライト線に運び二打席連続でのツーベースを記録した。

 右足を少し高く上げる一本足に近い打ち方だが、下半身が安定しており重心が上下動しないので目線がぶれることなくミート力も高い。しっかり内から振り切れるスイングで、内角をさばくことができるのも長所だ。ツーベース2本を放った後の打席もバッティングが雑にならずに、しっかりボールを見極めて、二つの四球を選んだところも好感が持てた。大学時代は1番を打つことも多かったが、出塁に対する意識の高さは大きな武器である。