JFE西日本・志賀巧朗(撮影・西尾典文)

二塁への送球は最速1.89秒! JFE西日本「志賀巧朗」がドラフト戦線に浮上も

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響によって、プロ野球のペナントレースは3カ月遅れでようやく開幕したが、アマチュア野球もまた、6月に入ってオープン戦などが再開されている。プロアマ野球研究所(PABB lab)は、これらの試合から有望選手をピックアップして、その実力を分析していく。今回は、ドラフト戦線に浮上する可能性があるJFE西日本の捕手を取り上げたい。

【2020年6月20日】オープン戦

大阪商業大1-6JFE西日本

 JFE西日本で昨日の記事で紹介した上西嵐満(23歳・外野手・宇部鴻城→日本体育大)とともに注目したのが捕手の志賀巧朗(早生まれの23歳・捕手・文徳→環太平洋大)だ。環太平洋大の4年時には明治神宮大会に4番、捕手として出場し、チームの決勝進出に大きく貢献している。

 169㎝と小柄だが、目立つのが正確なスローイングだ。大学時代にはイニング間のセカンド送球で最速1.89秒をマークしているが、この日も二度あった盗塁の機会をいずれも素早い送球で阻止して見せた。スローイングには地肩の強さ以外にも様々な要素があるが、志賀が素晴らしいのがそのハンドリング、捕球してから送球までの流れの速さだ。

 ミットにボールが収まるやいなや、右手に持ち替えて、そこから小さい動きですぐにリリースすることができている。ボールを“受ける”というよりも、ミットで上手く弾いていると言った方が良いかもしれない。そして、腕の振りも小さくてシャープなため、コントロールも左右にぶれることがない。ボール自体の速さはそこまででもないが、実戦で刺せるのは技術の高さの証明と言えるだろう。8回で交代したが、タイプの異なる3投手を上手くリードして、無失点で抑えた(JFE西日本の1失点は志賀が交代した後の9回に喫したもの)。