2021年のドラフト候補に? JFE西日本「上西嵐満」際立った“走攻守”の能力

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響によって、プロ野球のペナントレースは3カ月遅れでようやく開幕したが、アマチュア野球もまた、6月に入ってオープン戦などが再開されている。プロアマ野球研究所(PABB lab)は、これらの試合から有望選手をピックアップして、その実力を分析していく。今回は、走攻守を兼ね備えたJFE西日本の外野手を取り上げたい。

【2020年6月20日】オープン戦

大阪商業大1-6JFE西日本

 JFE西日本で圧倒的な存在感を見せたのがルーキーで1番に入った上西嵐満(23歳・外野手・宇部鴻城→日本体育大)だ。宇部鴻城ではエースとして選抜に出場し、大学進学後は外野手に転向し活躍している。

 この日は第一打席で外寄りのストレートを踏み込んでとらえてセンター前に弾き返すと、すかさず盗塁もマーク。第4打席ではセンターオーバーのスリーベースを放ち、第5打席にもライト前ヒットと3安打猛打賞の大活躍だった。

 まず、目立つのがそのスピードだ。大学時代には一塁到達最速3.84秒を記録している俊足だが、この日も第一打席ではセンター前ヒットながら足を緩めずに一塁到達4.24秒をマーク。さらに、スリーベースでの三塁到達は12秒を切れば俊足と言われているが、それを大幅に上回る11.46秒だった。トップスピードに入るまでも速いが、ストライドが長くどんどん加速するようなベースランニングは迫力十分だ。