城西国際大・中島隼也 (撮影・西尾典文)

大学で才能が開花!仙台育英出身の城西国際大エース「中島隼也」の実力とは…

 新型コロナウイルスの感染拡大により、夏の甲子園が中止となるなど、アマチュア球界にも大きな影響が出ている。このため、各球団のスカウトがドラフト候補を視察できない異常事態に陥ってしまった。こうした状況を踏まえて、プロアマ野球研究所(PABB lab)は、過去の試合から有望選手をピックアップして、その実力を分析している。今回は、仙台育成出身で城西国際大のエースとして活躍する選手を取り上げたい。

【2019年8月17日】千葉県大学・社会人交流戦

千葉大学一部選抜0-3千葉県社会人企業選抜

 千葉県大学野球リーグの選抜チームと、千葉県にある社会人チームの選抜チームによって行われた交流戦。前月に行われた都市対抗では千葉県を本拠地とするJFE東日本が優勝しており、注目選手も多いということもあってか、プロのスカウトも多く足を運んでいた。

 まず、目立ったのが大学選抜の先発マウンドに上がった城西国際大のエース、中島隼也(4年・投手・仙台育英)だ。高校時代は目立った実績はなかったものの、大学進学後に大きく成長。昨年春は6勝、秋も5勝をマークして2季連続ベストナインに輝くなどリーグを代表する投手と言える活躍を見せた。

 左足を上げた時に一度捕手から目線を外して右足一本で立つスタイルのフォームが特徴。千賀滉大(ソフトバンク)が取り入れており、最近アマチュアの選手でもよく見かけるようになったが、中島は軸足にしっかりと体重が乗っており、片足で立った姿が実によく安定している。そこから少し二段モーション気味にためを作り、スムーズに直線的に体重移動できるというのも大きい。モーションを起こしてから腕を振り始めるギリギリまで上半身には力がほとんど入っておらず、リリースポイントも実によく安定していた。

 この日は立ち上がりからストレートが走り、最速は146キロをマーク。緩急をつける緩いカーブもカウントをとるボールとして効果的で、ストレートを数字以上に速く見せることもできていた。横に滑るスライダーと、シュートしながら小さく落ちるチェンジアップと対になる変化球をしっかり操れるのも長所だ。