体重113kgの“巨漢内野手” 桐蔭横浜大「渡部健人」が見せた“鋭すぎる動き”

 新型コロナウイルスの感染拡大により、夏の甲子園が中止となるなど、アマチュア球界にも大きな影響が出ている。このため、各球団のスカウトがドラフト候補を視察できない異常事態に陥ってしまった。こうした状況を踏まえて、プロアマ野球研究所(PABB lab)は、過去の試合から有望選手をピックアップして、その実力を分析している。今回は、高校時代から注目を集める桐蔭横浜大の巨漢内野手を取り上げたい。

【2019年8月13日】神奈川県交流試合

桐蔭横浜大6-3DeNA二軍

 毎年この時期に春の神奈川大学リーグ上位2校と県内の社会人チーム、そしてDeNAの二軍で行われている交流試合。この日は桐蔭横浜大がDeNAリリーフ陣の乱調を突いて、見事に勝利をおさめた。

 そんな桐蔭横浜大で最も注目を集めている選手が主砲の渡部健人(4年・三塁手・日本ウェルネス)だ。高校時代から体重100㎏を超える巨漢ながら強打のショートとして注目を集め、大学進学後も1年春から中軸を任されている。

 この日も4番、サードで出場し、第2打席ではDeNA期待の若手である宮城滝太の球をレフト前に弾き返してみせた。年々タイミングをとる時のバットの動きが小さくなっており、強打者だが振り出しは比較的コンパクトというのが長所だ。それほど上半身の力を入れていないように見えても構えに力感があり、ヘッドの走りとインパクトの強さも申し分ない。

 少し気になるのがステップの動きだ。踏み出す前に一度小さくつま先を突いてからステップするスタイルで、慎重さはあるものの少し迷いも見られる。この日もファーストストライクを見逃すケースが多く、その後粘りは見せたものの3三振を喫している。

 神奈川リーグではかなりマークされる存在であり、相手投手がなかなかストライクを取りに来ることが少ないことも影響している可能性が高いが、もう少し最初から積極的に打ちに行く姿勢が欲しいところだ。