帝京・加田拓哉 (撮影・西尾典文)

帝京を再び甲子園へ…主将「加田拓哉」はチームを牽引する強打者だ!

 新型コロナウイルスの感染拡大により、高校野球の春季大会がすべて中止されるなど、アマチュア球界にも大きな影響が出ている。このため、各球団のスカウトがドラフト候補を視察できない異常事態に陥ってしまった。こうした状況を踏まえて、プロアマ野球研究所(PABB lab)は、過去の試合から有望選手をピックアップして、その実力を分析している。今回は、名門・帝京の主将を務める強打者を取り上げたい。

【2019年11月9日】秋季高校野球東京都大会準決勝 神宮球場

創価2-3×帝京(9回サヨナラ)

 過去2回は創価の選手について紹介したが、劇的なサヨナラ勝ちをおさめた帝京の選手についても触れたい。まず目立ったのが3番に座った加田拓哉(3年・中堅手)。175㎝、77㎏という帝京の選手らしいがっちりとした体格で、パンチ力が光る右の強打者だ。

 特徴的なのがタイミングの取り方。とにかくバットの動きも左足を上げる動きも小さく、極力無駄をなくそうという意識が見て取れる。少し始動が遅く、差し込まれることもあるが、ボールをギリギリまで呼び込めるのでスイングの形が崩れることが少ない。