徳山大・宮崎光志 (撮影・西尾典文)

オリックス「山岡泰輔」と重なるイメージ…徳山大・宮崎光志の成長に期待大

 フォームのイメージは、昨季13勝4敗と活躍したオリックスの山岡泰輔と重なる。左足を高く上げて、躍動感がありながらも、左肩の開きをしっかり我慢して縦に腕が振れるというのが長所だ。縦に鋭く変化するスライダー、横に滑るカットボールも山岡と同様の長所である。まだ全体的に体が細く、下半身の粘りは物足りないところがある。左足を着地した時に地面から受ける反動を抑えきれず、少しバランスが崩れる時があるのだ。しかし、それも形としての欠点ではなく、筋力と柔軟性がついてくれば解消される可能性が高い。

 大学から直接プロ入りとなると、全体的に少し物足りない印象だが、フォームの良さとボールの角度があるだけに、まだまだここからスケールアップする可能性は秘めている。社会人野球か独立リーグなどでしっかりと鍛えれば、今後ドラフト候補に浮上することも十分に考えられるだろう。

この日の成績

10回1/3 被安打7 3失点(自責点0) 10奪三振 2四球

(文・PABB主任研究員・西尾典文)

西尾典文 主任研究員

西尾典文
  • 1979年、愛知県生まれ。大学まで選手としてプレーした後、筑波大学大学院で野球の動作解析について研究し、在学中から技術解析などをテーマに野球専門誌に寄稿を開始。修了後もアマチュア野球を中心に年間約300試合を取材し、全国の現場に足を運んでいる

Twitter ID: @ajihiraita