JR東日本・杉崎成輝 (撮影・西尾典文)

東海大相模“3番ショート”で全国制覇… 杉崎成輝は「JR東日本」で再び輝くか?

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、あらゆるスポーツイベントが中止、延期に追い込まれているが、アマチュア球界ではシーズン開幕に向けてオープン戦が始まっている。各地で行われた試合から目に付いた選手をレポートする。 今回は、3月20日に行われた 日本大対 JR東日本 を取り上げたい。

【3月20日】日本大6-4JR東日本

 JR東日本の新人選手で金子莉久(23歳・外野手・国学院栃木→白鴎大)とともに大活躍を見せたのが3番・ショートで出場した杉崎成輝(23歳・遊撃手・東海大相模→東海大)だ。高校3年時には小笠原慎之介(中日)らとともに、2015年の夏の甲子園で優勝しているだけに、その活躍を覚えている人も多いだろう。

 大学でも早くからレギュラーとなったが、決して順風満帆だったわけではない。3年時には左足を骨折し、春のシーズンを棒に振っている。本格的に復帰した4年時も調子は上がらず、最後のシーズンでベストナインは獲得したものの、良い時から比べると攻守に物足りなさが残った。

 しかし、この日は第1打席に四球で出塁すると、続く2打席で連続タイムリー。最終打席にもセンター前に運び、3安打の固め打ちという見事な活躍を見せた。杉崎の最大の特長は巧みなバットコントロールだ。少しバットを揺らしてタイミングをとり、トップの形を作る時にグリップが下がるのは気になるが、鋭く振り出してどのコースにも対応することができている。この日も2本のタイムリーは外のボールを軽く合わせてレフトへ運び、3本目のセンター前ヒットは内角の速いボールを強く振りぬいて弾き返したものだった。高校時代から脚力にも定評があり、一塁到達は4.0秒台、スリーベースの三塁到達でも11秒台中盤のタイムをマークしている。