日本大・峯村貴希(撮影・西尾典文)

中日・京田タイプの大型ショート! 日大「峯村貴希」はポテンシャル抜群の逸材

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、あらゆるスポーツイベントが中止、延期に追い込まれているが、アマチュア球界ではシーズン開幕に向けてオープン戦が始まっている。各地で行われた試合から目に付いた選手をレポートする。 今回は、3月20日に行われた 日本大対 JR東日本 を取り上げたい。

【3月20日】日本大6-4JR東日本

 来年のドラフト候補だが、日本大の野手で注目度が高いのが峯村貴希(3年・遊撃手・木更津総合)だ。木更津総合時代は入学直後からレギュラーとなり、1年秋には1番・ショートとしてチームの関東大会優勝に貢献。明治神宮大会では大阪桐蔭との初戦で、高山優希(日本ハム)から先頭打者ホームランを放ち、鮮烈な全国デビューを果たしている。

 その後、3度出場した甲子園では成績を残すことはできなかったが、日本大進学後も1年春からレギュラーに定着すると、東都二部ながら最初のシーズンでいきなり首位打者を獲得している。東都二部は他のリーグの二部とは違い、吉田正尚(オリックス)、原樹理(ヤクルト)などドラフト上位候補も多く輩出している。昨年も高部瑛斗(ロッテ)が国士舘大からドラフト3位でプロ入りを果たした。そんなレベルの高いリーグで、いきなり首位打者を獲得することが峯村のポテンシャルの高さをよく物語っている。

 そんな華々しい大学デビューを飾った峯村だが、1年秋は打率1割台、2年春も打率2割台前半と低迷。昨年秋にようやく打率.256、出塁率.360というそれなりの数字を残したが、デビュー当時を思うと物足りないというのが正直なところである。この試合も3番・ショートとして出場し、第2打席でセンター前ヒットを放ったが、内角の速いストレートに差し込まれてバットを折りながらのものだった。形を気にしすぎいるのか、プロフィールの数字(187cm・86kg)よりも打席で小さく見え、振り出しの鋭さが物足りないというのが現状である。ヘッドが中に入り過ぎて、内角のボールと体の距離がとれていないというのも気になった。

西尾典文 主任研究員

西尾典文
  • 1979年、愛知県生まれ。大学まで選手としてプレーした後、筑波大学大学院で野球の動作解析について研究し、在学中から技術解析などをテーマに野球専門誌に寄稿を開始。修了後もアマチュア野球を中心に年間約300試合を取材し、全国の現場に足を運んでいる

Twitter ID: @ajihiraita