Honda・朝山広憲(撮影・西尾典文)

作新学院時代は甲子園で活躍…Hondaの右腕「朝山広憲」は“ホップ成分”が魅力 ドラフト候補に浮上か?

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、あらゆるスポーツイベントが中止、延期に追い込まれている。アマチュア野球もそれは例外ではなく、今年の選抜甲子園は中止となった。キャンプを自粛するチームが出てきているが、シーズン開幕に向けてオープン戦は始まっている。各地で行われた試合から、目に付いた選手をレポートしたい。 今回は、3月上旬に行われた明治安田生命Honda戦を取り上げる。

明治安田生命2-0Honda

 昨日はHondaの先発、米倉貫太(20歳・埼玉栄)を取り上げたが、今日紹介するのはその後を受けてマウンドに上がった朝山広憲(23歳・作新学院法政大)だ。高校時代は1年夏から甲子園のマウンドで好投し、また打者としても高い注目を集めた。法政大に進学後は故障もあって低迷したが、最後のシーズンとなった昨年秋に4勝0敗、防御率0.68という成績を残して見事な復活劇を遂げている。

 この日は8回から登板して、2回をパーフェクトに抑える見事なピッチングを見せた。ストレートの最速は143キロでそこまで目立つものではないが、数字以上に打者の手元で勢いが感じられる。きれいな回転のボールで、いわゆる“ホップ成分”の大きさが特長だ。8回に13球、9回に7球と合計20球を投じたが、変化球はカーブ2球のみ。春先とはいえ、レベルの高い社会人の打者を相手にこれだけストレートで押して、打ち取れるというのは大きな魅力である。順調にいけば、プロでも需要の高いリリーフ投手として、来年の候補になる可能性は高いだろう。

西尾典文 主任研究員

西尾典文
  • 1979年、愛知県生まれ。大学まで選手としてプレーした後、筑波大学大学院で野球の動作解析について研究し、在学中から技術解析などをテーマに野球専門誌に寄稿を開始。修了後もアマチュア野球を中心に年間約300試合を取材し、全国の現場に足を運んでいる

Twitter ID: @ajihiraita