Honda・米倉貫太 (撮影・西尾典文)

ダルビッシュの恩師に指導された逸材…埼玉栄出身、Honda「米倉貫太」の潜在能力は一級品

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、あらゆるスポーツイベントが中止、延期に追い込まれている。アマチュア野球もそれは例外ではなく、今年の選抜甲子園は中止となった。キャンプを自粛するチームが出てきているが、シーズン開幕に向けてオープン戦は始まっている。各地で行われた試合から、目に付いた選手をレポートしたい。 今回は、3月上旬に行われた 明治安田生命対Honda戦を取り上げる。

明治安田生命2-0Honda

 毎年のようにドラフト候補がいるHonda。今年も投手では小野大夏(21歳・健大高崎)、河端優馬(24歳・高岡商→青山学院大)、野手では吉田叡生(24歳・内野手・佐野日大→中央大)という候補がいるが、小野と河端は登板がなく、吉田も8回からの途中出場で唯一の打席も四球に終わった。

 そんな中で目立ったのが先発マウンドに立った高校卒2年目の米倉貫太(20歳・埼玉栄)だ。高校1年の頃から埼玉県内では評判の大型右腕で、1年目の昨年は早くから短いイニングながら公式戦での登板も果たしている。まず目立つのがマウンドでの立ち姿の良さだ。手足の長いいかにも投手らしい体型で、姿勢も良いためそれ以上に大きく見える。体つきも高校時代より明らかに大きくなった。

 高校時代の監督はダルビッシュ有(カブス)を東北高校で指導した若生正廣監督(2019年に勇退)。2年前、若生監督に米倉について聞いた時は「壊れるような投げ方をしていない」と話していたが、その言葉通り欠点らしい欠点のないフォームが米倉の最大の武器だ。バランス良く下半身でリードし、肘を柔らかく使える伸びやかなフォームは見ていて爽快感がある。

西尾典文 主任研究員

西尾典文
  • 1979年、愛知県生まれ。大学まで選手としてプレーした後、筑波大学大学院で野球の動作解析について研究し、在学中から技術解析などをテーマに野球専門誌に寄稿を開始。修了後もアマチュア野球を中心に年間約300試合を取材し、全国の現場に足を運んでいる

Twitter ID: @ajihiraita