巨人・丸(Jtwya /Wikimedia Commonsより)

巨人、オープン戦最下位に沈む…優勝候補が一気に低迷しかねない「不安要素」

 新型コロナウイルスの影響で開幕が延期となったプロ野球だが、各球団は最終調整に入っている。果たしてペナントレースをどのような布陣で戦うことになるのか。強み、弱点はどこにあるのか、球団ごとに探ってみたい。今回はセ・リーグ連覇を狙う巨人だ。

■予想オーダー ※()内は他の候補

捕手:小林誠司(炭谷銀仁朗・岸田行倫)

一塁手:大城卓三(中島宏之・北村拓己)

二塁手:吉川尚輝(田中俊太・山本泰寛・若林晃弘)

三塁手:岡本和真

遊撃手:坂本勇人

左翼手:パーラ(重信慎之介・モタ・山下航汰)

中堅手:丸佳浩

右翼手:亀井善行(陽岱鋼・石川慎吾)

■予想投手陣

・先発:菅野智之・サンチェス・桜井俊貴・高橋優貴・戸郷翔征・今村信貴(鍬原拓也・高田萌生・畠世周・メルセデス・野上亮磨・古川侑利)

・中継ぎ:中川皓太・大竹寛・田口麗斗・高木京介・沢村拓一・ビエイラ(鍵谷陽平・堀岡隼人・宮国椋丞・戸根千明・田原誠次)

・抑え:デラロサ

 最大の強みは中軸を構成する丸、坂本、岡本の三人だ。丸は昨年、移籍初年度のプレッシャーの中でも見事な成績を残して地力を見せた。長打力と確実性を備えたバッティングはさすがで、若い頃の脚力はないものの、センターの守備力もまだまだ高い。岡本和真は“2年目のジンクス”に苦しみながら、30本塁打、90打点をクリアして、主砲らしい風格が出てきた。チームリーダーの坂本は昨年、初の40本塁打を達成し、年々打撃に凄みが出てきている。丸と坂本はちょうど脂がのってきた年齢で、岡本はまだまだ成長が期待できることを考えると、他球団の脅威になることは間違いない。

 野手陣でもうひとつ大きいのは力のある捕手が揃っていること。リーグ屈指の強肩を誇る小林と経験豊富な炭谷に加えて、予想オーダーでは、ファーストとした大城や若手で伸び盛りの岸田も控えている。投手の相性と合わせて上手くやりくりしていくことになりそうだ。

ファースト、セカンド、丸以外の外野は流動的な状況だ。ただ、以前のように若手が出場しようにもベテランが揃い過ぎているという状況よりは、チームの新陳代謝に繋がるように感じられる。昨シーズン、長野久義が広島に移籍したことも、ベテランの整理という意味ではプラスだったと言えるのではないだろうか。候補の中から吉川尚輝、北村、山下あたりが飛び出してくると、一気に将来も明るくなるだろう。