早稲田大・中川卓也 (撮影・西尾典文)

大阪桐蔭“春夏連覇”の主将、早大「中川卓也」が放った一発 小宮山監督も期待

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、あらゆるスポーツイベントが中止、延期に追い込まれている。アマチュア野球もそれは例外ではなく、今年の選抜甲子園は中止となった。キャンプを自粛するチームが出てきているが、シーズン開幕に向けてオープン戦は始まっている。各地で行われた試合から、目に付いた選手をレポートしたい。

【3月1日】

早稲田大2-12駒沢大

 大敗した早稲田大で岩本久重(3年・大阪桐蔭)とともに存在感を示したのが、同じ高校の一学年後輩である中川卓也(2年・大阪桐蔭)だ。大阪桐蔭では1年秋からレギュラーとなり、根尾昂(中日)、藤原恭大(ロッテ)らとともに春夏連覇を達成したチームのキャプテンとして甲子園でも活躍した。早稲田大進学後もいきなりファーストのレギュラーを任せられたが、春は打率.128、秋も打率.208と大学野球のレベルに苦しむ1年となった。

 それでも小宮山悟監督からの期待は大きく、この日も2番、サードで先発出場。最初の2打席は四球を選び、迎えた5回の第3打席に竹本祐瑛(駒沢大4年・八戸西)の甘く入った変化球をとらえてライトスタンドへ一発を放って見せた。昨年まではボールを長く見ようとして差し込まれるシーンが非常に多かったが、この日は早めにトップの形を作り、余裕を持ってさばくことができていた。まだ、バットの揺れやヘッドが中に入る動きは気になるものの、確実に木製バットにも対応してきていると言えるだろう。

西尾典文 主任研究員

西尾典文
  • 1979年、愛知県生まれ。大学まで選手としてプレーした後、筑波大学大学院で野球の動作解析について研究し、在学中から技術解析などをテーマに野球専門誌に寄稿を開始。修了後もアマチュア野球を中心に年間約300試合を取材し、全国の現場に足を運んでいる

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