早稲田大・中川卓也 (撮影・西尾典文)

大阪桐蔭“春夏連覇”の主将、早大「中川卓也」が放った一発 小宮山監督も期待

 サードの守備はフライを一つ処理しただけで、この試合で見せ場はなかったが、シートノックでは軽快な動きと安定したスローイングを見せていた。ただ、気になるのが走塁のスピードがあまり感じられないところ。今まで多くの試合を見てきているが、一塁到達の最速は4.36秒と左打者としてはかなり物足りない数字に終わっている。決して走る意識が低いわけではないが、もう少しスピードが出てこないと上のレベルでは厳しいというのが現在の状況である。

 とはいえ、もともとミートのセンスは高く、内野ならどこでも守れる器用さも魅力だ。そして、何より勝ち続けたチームを牽引したキャプテンシーは他の選手にはない大きな魅力である。大学2年目となる今年は、プレーの面でも周囲を納得させる活躍を期待したい。

この日の成績

4打席2打数1安打1本塁打1打点2四球

四球・四球・ライトソロ本塁打・セカンドゴロ

(文・PABB主任研究員・西尾典文)

西尾典文 主任研究員

西尾典文
  • 1979年、愛知県生まれ。大学まで選手としてプレーした後、筑波大学大学院で野球の動作解析について研究し、在学中から技術解析などをテーマに野球専門誌に寄稿を開始。修了後もアマチュア野球を中心に年間約300試合を取材し、全国の現場に足を運んでいる

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