阪神・梅野隆太郎(とらせん /Wikimedia Commonsより)

阪神、投打に“絶対的な柱”が不足… 今季は新助っ人&若手のブレーク頼み?

 いよいよペナントレース開幕まであと2週間となった今年のプロ野球。ペナントレースをどのような布陣で戦うことになるのか。強み、弱点はどこにあるのか。球団ごとに探ってみたい。今回は一昨年の最下位から昨年Aクラスに浮上した阪神だ。

■予想オーダー ※()内は他の候補

捕手:梅野隆太郎(原口文仁・坂本誠志郎)

一塁手:ボーア(陽川尚将)

二塁手:糸原健斗(上本博紀・植田海)

三塁手:大山悠輔(マルテ)

遊撃手:木浪聖也(北條史也)

左翼手:サンズ(福留孝介・島田海吏)

中堅手:近本光司(中谷将大)

右翼手:糸井嘉男(高山俊)

■予想投手陣

・先発:西勇輝・青柳晃洋・高橋遥人・岩貞祐太・中田賢一・ガンケル(藤浪晋太郎・浜地真澄・秋山拓巳・スアレス・才木浩人・岩田稔)

・中継ぎ:岩崎優・島本浩也・桑原謙太朗・守屋功輝・能見篤史・望月惇志(エドワーズ・谷川昌希・ガルシア・小野泰己・尾仲祐哉・飯田優也)

・抑え:藤川球児

 野手陣の強みはセンターラインが安定してきたことだ。梅野は高いレベルで攻守を備えたリーグを代表する捕手に成長。セカンドの糸原も昨年は少し成績を落としたものの、二年連続で全試合出場を果たし、昨年のセカンド守備率.993は見事な数字である。そしてセンターも近本が固定された。流動的なショートも木浪、北條ともに年齢を考えてもまだ上積みが期待できる。その一方で弱点は中軸の破壊力不足だ。福留、糸井の大ベテラン二人はさすがに一年を通じての活躍は厳しくなってきており、期待の大きい大山もまだ安心して4番を任せられるほどではない。3月6日に行われた日本ハムとのオープン戦ではサンズ、ボーア、マルテの三人がクリーンアップに並んだが、彼らが不振に陥るようだと、今年も得点力不足に悩むことになるだろう。

西尾典文 主任研究員

西尾典文
  • 1979年、愛知県生まれ。大学まで選手としてプレーした後、筑波大学大学院で野球の動作解析について研究し、在学中から技術解析などをテーマに野球専門誌に寄稿を開始。修了後もアマチュア野球を中心に年間約300試合を取材し、全国の現場に足を運んでいる

Twitter ID: @ajihiraita