明豊からJR西日本に進む野辺優汰

明豊「野辺優汰」はJR西日本へ 楽天“鈴木大地タイプ”の強打を誇る内野手

 昨年のドラフト会議では107名の選手が指名されたが、その一方でプロ志望届を提出しなかった選手、または提出しながら指名が見送られた選手も数多く存在している。PABB labではそんな中から新天地で再度プロ入りを目指す選手を、プロ入りに必要なポイントとともに紹介したい。今回は九州が誇る強打の内野手だ。

野辺優汰明豊

遊撃手 174cm 71kg 右投左打

・甲子園通算成績

4試合 14打数3安打0本塁打2打点0盗塁 打率.214

・2019年プロ志望届:提出せず

・予定進路:JR西日本

 野辺を初めて見たのは2018年春の九州大会、聖心ウルスラ戦だ。相手の先発投手は、現在、巨人で売り出し中の戸郷翔征。野辺のチームメイトにもヤクルトの期待の星である浜田太貴がおり、この二人の直接対決にスタンドには多くのスカウトがつめかけていた。

 だが、戸郷と浜田よりも先に目立ったのが野辺だった。シートノックではショートに入っていたが、安定したグラブさばきとスローイングは下級生ながら一人だけレベルが違うように見えた。バッティングもバランスが良く、振り出しの鋭いスイングで戸郷から1安打を放っている。

 次に見る機会があったのは翌年春の選抜高校野球、対横浜戦。ポジションがサードになっていたのは意外だったが、打つ方では、及川雅貴( 阪神3位 )が投げた外角のスライダーを左方向に弾き返すツーベースを放ち、存在感を示した。選抜の4試合での成績は、冒頭で触れたように芳しいものではなかったが、放った3安打は全て長打だった。

西尾典文 主任研究員

西尾典文
  • 1979年、愛知県生まれ。大学まで選手としてプレーした後、筑波大学大学院で野球の動作解析について研究し、在学中から技術解析などをテーマに野球専門誌に寄稿を開始。修了後もアマチュア野球を中心に年間約300試合を取材し、全国の現場に足を運んでいる

Twitter ID: @ajihiraita