木更津総合から東洋大に進む根本太一(撮影・西尾典文)

甲子園を沸かせた“剛腕”木更津総合「根本太一」は東洋大へ フォーム固めれば150キロ超も

 昨年のドラフト会議では107名の選手が指名されたが、その一方でプロ志望届を提出しなかった選手、または提出しながら指名が見送られた選手も数多く存在している。PABB labではそんな中から新天地で再度プロ入りを目指す選手を、プロ入りに必要なポイントとともに紹介したい。今回は2年時に出場した甲子園を沸かせた豪腕だ。

根本太一(木更津総合)

投手 180cm 78kg 右投右打

・甲子園通算成績

3試合 10回 被安打6 11奪三振 4四死球 自責点0 防御率0.00

・3年夏千葉大会成績

4試合 14回2/3 被安打16 10奪三振 7四死球 失点5

・西尾が確認できた最速:149キロ

・2019年プロ志望届:提出せず

・予定進路:東洋大

 毎年のように好投手を輩出する木更津総合。その多くの投手が下級生の頃から才能の片鱗を見せているが、今回紹介する根本も同様だった。入学直後からベンチ入りを果たすと、1年夏の千葉大会でマウンドを経験。秋には既に140キロを超えるスピードをマークしていた。一躍その名が知れ渡ったのは2年夏に出場した甲子園だ。1回戦の敦賀気比戦、2回戦の興南戦ではリリーフで最速149キロをマーク。3回戦の下関国際戦で敗れたものの、先発して7回を自責点0(2失点)という好投を見せている。

 ここまでは順調だったが、2年秋以降は失速。3年春に出場した関東大会でもわずか1/3回の登板で、スピードも140キロにとどまった。木更津総合は五島卓道監督の方針もあって、よほどの超目玉ではない限り高校から直接プロ入りすることはなく、根本もプロ志望届を提出することはなかったが、最終学年の調子を考えると進学というのは妥当な判断だったと言えるのではないだろうか。

西尾典文 主任研究員

西尾典文
  • 1979年、愛知県生まれ。大学まで選手としてプレーした後、筑波大学大学院で野球の動作解析について研究し、在学中から技術解析などをテーマに野球専門誌に寄稿を開始。修了後もアマチュア野球を中心に年間約300試合を取材し、全国の現場に足を運んでいる

Twitter ID: @ajihiraita