国学院大に進む予定の関東一・谷幸之助(撮影・西尾典文)

関東一「谷幸之助」 甲子園で注目された“本格派右腕”は国学院大へ 

 昨年のドラフト会議では107名の選手が指名されたが、その一方でプロ志望届を提出しなかった選手、または提出しながら指名が見送られた選手も数多く存在している。PABB labではそんな中から新天地で再度プロ入りを目指す選手を、プロ入りに必要なポイントとともに紹介したい。今回は昨年夏の甲子園でも注目を集めた本格派右腕だ。

谷幸之助(関東一

投手 176cm 82kg 右投左打

・甲子園通算成績

3試合 15回1/3 被安打11 13奪三振 13四死球 自責点8 防御率4.70

・3年夏東東京大会成績

3試合 26回 被安打5 21奪三振 10四死球 自責点0 防御率0.00

・西尾が確認できた最速:146キロ

・2019年プロ志望届:提出せず

・予定進路:国学院大

 谷のピッチングを初めて見たのは2年秋の対成蹊戦。この日の最速は136キロとそこまで目立つものではなかったが、ゆったりと下半身主導で投げられるフォームと、球筋の良いストレートが印象に残った。秋季大会終了後には東京都の選抜チームにも選ばれている。

 本格的にドラフト候補として浮上したのは3年の夏だ。東東京大会では3試合、26回を投げて被安打5、無失点という圧倒的なピッチングを見せて、チームの甲子園出場にも大きく貢献している。そして迎えた甲子園でも全3試合に登板し、ストレートの最速も146キロをマークした。ただ、上述した通算成績のように、その内容は決して芳しいものではなかった。フォームのバランスは良く、目立った悪いクセもないのだが、どうしてもリリースが安定しないのだ。東東京大会の決勝でも小山台を相手に2安打に抑えながら7四死球を与えている。また、困った時にストレート以外に頼れるボールがないというのも課題だ。