明治大に進む蒔田稔

“好投手”九州学院「蒔田稔」は明治大へ 「東京六大学」でブレイクも

 昨年のドラフト会議では107名の選手が指名されたが、その一方でプロ志望届を提出しなかった選手、または提出しながら指名が見送られた選手も数多く存在している。PABB labではそんな中から新天地で再度プロ入りを目指す選手を、プロ入りに必要なポイントとともに紹介したい。今回は東京六大学でのブレイクが期待される右腕だ。

蒔田稔(九州学院)

投手 180cm 79kg 右投右打

・3年夏熊本大会成績

6試合 46回1/3 被安打34 46奪三振 16四死球 15失点

・西尾が確認できた最速:142キロ

・2019年プロ志望届:提出せず

・予定進路:明治大

 蒔田のピッチングを見たのは昨年春の熊本県大会、対熊本工戦。同じ九州学院には川野涼太(西武4位)も在籍しており、この前の試合では浅田将汰(有明→DeNA7位)が登場したこともあってスタンドには、11球団のスカウトがつめかけていた。浅田はこの日、最速146キロをマークし、19奪三振1安打完封という見事なピッチングを見せたが、フォームの良さでは蒔田が強く印象に残った。まず良いのが、しっかりと軸足に体重を乗せてからステップできるところ。少し沈み込む動きはあるものの、重心の上下動がなく、下半身でしっかりリードできるのだ。テイクバックは少し小さいが、体の近くで腕が振れるため左右のコントロールがぶれることがない。高校生でここまで安定したフォームで投げられるというのは大きな長所である。

西尾典文 主任研究員

西尾典文
  • 1979年、愛知県生まれ。大学まで選手としてプレーした後、筑波大学大学院で野球の動作解析について研究し、在学中から技術解析などをテーマに野球専門誌に寄稿を開始。修了後もアマチュア野球を中心に年間約300試合を取材し、全国の現場に足を運んでいる

Twitter ID: @ajihiraita