聖徳学園時代のヤクルト・長谷川宙輝(撮影・西尾典文)

ヤクルト「長谷川宙輝」は今季ブレイク必至? 高校時代から見せていた才能

 結局、長谷川は育成2位でソフトバンクに入団。高校時代に140キロ台前半だったスピードは1年で150キロにまで到達している。層の厚い投手陣ということもあって二軍でもなかなか結果を残すことができていないが、三軍では昨年5勝3敗、防御率2.41という数字をマークした。育成選手の場合、3年が経過すると一度自由契約となる。ソフトバンクは育成での再契約を打診したが、長谷川はそれを断り退団。そして、その才能に目をつけたヤクルトが支配下で獲得したのだ。

 キャンプでは一軍に抜擢され、先日行われたサムスン(韓国)との練習試合では4者連続三振をマークする活躍を見せている。投手陣のコマ不足に悩むヤクルトにとっては非常に大きな戦力となる可能性も十分にある。場合によっては新人王の隠れ候補になることも十分に考えられるだろう。

(文・PABB主任研究員・西尾典文)

西尾典文 主任研究員

西尾典文
  • 1979年、愛知県生まれ。大学まで選手としてプレーした後、筑波大学大学院で野球の動作解析について研究し、在学中から技術解析などをテーマに野球専門誌に寄稿を開始。修了後もアマチュア野球を中心に年間約300試合を取材し、全国の現場に足を運んでいる

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