聖徳学園時代のヤクルト・長谷川宙輝(撮影・西尾典文)

ヤクルト「長谷川宙輝」は今季ブレイク必至? 高校時代から見せていた才能

 2020年のキャンプも実戦形式が増えてきており、来週からはオープン戦もスタートする。そこで今シーズンブレイクが期待できる若手について、アマチュア時代のプレーぶりを振り返りながら紹介したいと思う。今回は今年移籍して支配下登録を勝ち取ったサウスポーだ。

長谷川宙輝(ヤクルト

聖徳学園→2016年育成ドラフト2位

昨年の成績(二軍)

9試合 1勝2敗0セーブ 防御率6.04

高校時代の最高成績

西東京大会3回戦(3年夏)

 かつては関東高校という名称で、江藤智(元広島など)を輩出している聖徳学園だが、近年は上位進出することはなく、野球で注目されることはほとんどない。そんなチームから突如として現れたのがこの長谷川だ。2年秋のブロック予選では20奪三振をマークし、“西東京のドクターK”として評判となった。その長谷川のピッチングを見たのは3年夏の多摩工戦だ。6回を投げて被安打1、無四死球、11奪三振という見事な内容だった。ストレートの最速は142キロでアベレージは130キロ台中盤から後半と少し物足りなかったが、感心したのはコントロールと変化球だ。高校生の本格派サウスポーの場合、荒れ球のことが多いが長谷川は良い意味でまとまりがあった。上背はそれほどないものの、下半身主導のフォームにも安定感があったのをよく覚えている。