巨人・丸(Jtwya /Wikimedia Commonsより)

【巨人・補強診断】去年に比べ戦力ダウン…新外国人がチームの浮沈を握る

 2月1日に12球団が一斉にキャンプをスタートさせた。ストーブリーグでは様々な動きがみられたが、各球団が今シーズンに向けてどのような補強を行ったのか、改めて振り返ってみたい。今回は昨年5年ぶりにリーグ優勝を果たした巨人だ。なお、主な入団選手のルーキーは今季戦力として期待できる選手のみをピックアップした。

■主な退団・引退選手

・投手

上原浩治

山口俊

森福允彦

坂本工宜

マシソン

クック

ヤングマン

アダメス

山下亜文

・野手

阿部慎之助(捕手)

田島洸成(内野手)

マルティネス(内野手)

ゲレーロ(外野手)

■主な新戦力

・投手

サンチェス(新外国人)

ビエイラ(新外国人)

・野手

パーラ(新外国人・外野手)

 昨シーズンは原辰徳監督が復帰し、丸佳浩、炭谷銀仁朗などを獲得して5年ぶりの優勝を飾った。しかしこのオフは一転、美馬学、福田秀平の獲得に乗り出すものの、いずれも失敗し、主な新戦力は外国人だけという静かなオフとなった。しかも逆にチームの勝ち頭であった山口がメジャーに移籍。精神的な柱であった阿部も引退しており、単純に考えれば戦力はダウンしていると言えるだろう。

 まず、山口の穴を埋める一番手が新外国人のサンチェスだ。メジャーでの実績はないが、昨年は韓国で17勝5敗という見事な成績を残している。映像を見る限り少し左肩の開きが早いフォームだが、150キロを超えるストレートと鋭く沈むツーシームが武器でコントロールも悪くない。ローテーションの一角として期待したい。

西尾典文 主任研究員

西尾典文
  • 1979年、愛知県生まれ。大学まで選手としてプレーした後、筑波大学大学院で野球の動作解析について研究し、在学中から技術解析などをテーマに野球専門誌に寄稿を開始。修了後もアマチュア野球を中心に年間約300試合を取材し、全国の現場に足を運んでいる

Twitter ID: @ajihiraita