楽天にドラフト3位で指名された津留崎大成(慶応)【撮影・西尾典文】

【補強診断・楽天】大胆な入れ替えを敢行 津留崎らルーキーも重要なポイント

 キャンプインまであと1週間を切り、球春が近づいてきた。各球団、今シーズンに向けてどのような補強を行ったのか、改めて振り返ってみたい。今回はロッテとともに今年のオフの主役とも言える動きを見せた楽天だ。なお、主な入団選手のルーキーは今季戦力として期待できる選手のみをピックアップした。

■主な退団・引退選手

・投手

美馬学

小野郁

戸村健次

西宮悠介

今野龍太

鶴田圭祐

井手亮太郎

野元浩輝

千葉耕太

ハーマン

・野手

嶋基宏(捕手)

今江年晶(内野手)

西巻賢二(内野手)

山田大樹(内野手)

ヒメネス(内野手)

橋本到(外野手)

島井寛仁(外野手)

卓丸(外野手)

■主な新戦力

・投手

津留崎大成(ドラフト3位)

滝中瞭太(ドラフト6位)

涌井秀章(ロッテから金銭トレードで移籍)

酒居知史(ロッテからFAの人的補償で移籍)

牧田和久(パドレスから移籍)

シャーゴワ(新外国人)

・野手

小深田大翔(内野手・ドラフト1位)

鈴木大地(内野手・FAでロッテから移籍)

ロメロ(外野手・オリックスを自由契約になり移籍)

 一昨年の最下位から3位に躍進した楽天だが、このオフの動きは非常に激しいものだった。まず平石洋介監督との契約を更新せずに、二軍監督の三木肇が内部昇格。選手の補強に対する動きも積極的で、FAで鈴木、トレードで涌井、アメリカからは牧田と実績のある選手の獲得に次々と成功した。

 その一方で退団・引退も非常に多く、18人もの数にのぼる。そしてその中には美馬、嶋、今江などの実績組や、まだまだ若い野元、西巻なども含まれている。賛否はあるものの、かなり大胆に血を入れ替えて優勝を狙おうという意識は感じられる。

 投手陣はリリーフの整備を最優先に考えているように見えた。長く抑えを務めた松井裕樹が来季から先発に転向することになり、セットアッパーのハーマンも退団している。その穴を埋めるために、リリーフタイプの津留崎を3位という高い順位で獲得した。150キロを超えるスピードに注目が集まるが、縦のスライダーも一級品。上手くはまれば7回あたりを任せられる可能性もある。6位の滝中も順位こそ低いものの社会人で実績があり、中継ぎなら即戦力として期待できるだろう。リリーフとしても実績のある牧田、去年の前半好投を見せた酒居もブルペン陣を厚くする存在になりそうだ。