ロッテにドラフト1位で指名された大船渡・佐々木朗希(撮影・西尾典文)

【補強診断・ロッテ】佐々木朗希らドラフト組&積極補強で戦力が大幅アップ!

 キャンプインまであと2週間を切り、球春も近づいてきた。ストーブリーグもひと段落という印象だが、各球団今シーズンに向けてどのような補強を行ったのか、改めて振り返ってみたいと思う。今回はこのオフ積極的な動きを見せたロッテだ。

 なお、主な入団選手のルーキーは今季戦力として期待できる選手のみをピックアップした。

■主な退団・引退選手

・投手

涌井秀章

酒居知史

阿部和成

関谷亮太

島孝明

ブランドン

レイビン

ボルシンガー

・野手

福浦和也(内野手)

鈴木大地(内野手)

李杜軒(内野手)

大木貴将(内野手)

バルガス(内野手)

伊志嶺翔大(外野手)

■主な新戦力

・投手

佐々木朗希(ドラフト1位)

美馬学(楽天からFA移籍)

小野郁(楽天からFAの人的補償で移籍)

ハーマン(楽天から移籍)

ジャクソン(新外国人・元広島)

・野手

佐藤都志也(ドラフト2位・捕手)

高部瑛斗(ドラフト3位・外野手)

福田光輝(ドラフト5位・内野手)

西巻賢二(内野手・楽天から移籍)

福田秀平(外野手・ソフトバンクからFA移籍)

 昨年は楽天に競り負けて3年連続のBクラスとなる4位に終わったロッテ。しかし、どん底だった2017年から過去2年間で着実にステップアップしており、若手の台頭や積極的なドラフト戦略などチームには上昇機運が高まっている。そんな流れに乗ってだろうか、このオフも積極的な補強を見せた。まず先発の一角として期待できる美馬をFAで獲得。その後に涌井を金銭トレードで放出したことでプラスマイナスゼロと見る意見もあるが、若手の台頭を考えるとこの選択は理解できる。最多勝3回、沢村賞1回を誇るものの、近年精彩を欠いている涌井よりも、派手さはないもののまだ余力を感じる美馬を選んだのは名よりも実をとったと言えるだろう。若手が伸びてきている先発と比べて、現有戦力の勤続疲労が目立つリリーフ陣もハーマン、ジャクソンという日本で実績のある二人を獲得して、しっかりと補強している印象だ。

 野手ではチームリーダーとも言える鈴木大地がFAで退団したことは痛手だが、井上晴哉、中村奨吾、レアード、藤岡裕大と内野には実力者が揃い、将来の主砲候補である安田尚憲が控えていることを考えると、そこまで致命的な印象は受けない。福田秀平の獲得は少し不可解だったが、荻野貴司、角中勝也、清田育宏らが軒並みベテランに差し掛かっているだけに、今年だけを考えればプラスにはなるだろう。ただ、藤原恭大、平沢大河、ルーキーの高部といった若手に楽しみな外野手は少なくないだけに、今後どう整理、していくかが大きなポイントとなるだろう。